ツアーで良く使う山言葉について

講師や添乗員さんが普通に使っていても、実はお客様にはその意味の良く分からない言葉もあると思います。
ここでは、あくまでもツアー時にスタッフが使うだろうという言葉で、もしかしたらお客様には理解しづらいのではないかという言葉に限定して説明します。また内容は、本格的な登山とは少し違う意味合いで使われている言葉もある事をご承知下さい。

地形編

肩     頂上付近の広い平らな部分)
やせ尾根 (両側が切り立った細い尾根で馬の背とも言う)
枝尾根  (中心となる尾根から枝別れしている短い尾根)
コル・鞍部(尾根を結んだ線で窪んだ所)

道具編

※ここに出て来るトハンとは岩登りの事
赤布    (ルートを示す標で、テープの場合や色も黄色の場合もある
        林業の標しと 間違えないように)
ヘッデン  (ヘッドランプの事)
ガチャ   (カラビナを含むトハン道具)
軽アイゼン(通常4本~6本の爪が付いた雪の上を歩く道具)
スリング  (テープや細いロープで輪になっているトハン道具)
簡易チェストハーネス(ツアーではスリングを使用して簡単に作れる
              上半身の安全ベルトで本格的に岩登りには不可)

行動中編

1本取ります     (休憩の事)
お花摘み・キジ打ち(トイレの事)
セルフビレーを取る(ロープやスリングを使い木などと自分の身体を結び
              墜落を防ぐ自分を守る行動)
ゴボウで登る    (鎖やロープに全体重を掛け手で登ってくる行為)
ビバーク       (ツアーの場合はトラブルによる仕方なくする野営
             で基本的にはあってはならない)

勿論これはほんの1部です。少しでもお役に立てばよいのですが(^o^)