登山における膝痛に関して①

お客様から良く膝の痛みの事を相談されるので私の知る範囲ですが膝痛について書いて見ることにします。
但し私はお医者様では有りませんのであくまでも私のガイドとしての経験や自身での予防も含め実践した内容ですので全ての方に当てはまる訳では無いと思いますので自分の責任で自分にあうようで有れば試して見るのも良いかも知れません。
また本格的な膝の痛みにお困りの方は専門医に相談する事をお薦めします。

(1)症状

私のお客様の場合ほぼ80%以上が下山の時に痛み出すそうで痛い場所は色々ですが膝回りの上下、或いは膝の左右や裏側が痛いと言うお客様もいて人により様々のようです。
また階段の降りが長いと特に辛いと聞きます。


(2)原因

①登山は特殊性の有るスポーツで他のスポーツには1日中、起伏の激しいコースを数時間も歩き、場合によってはそれが数日も続くスポーツはとても少ないと思われます。更にテント縦走となれば15~20kgのザックを持って歩くのですから膝にある程度の負担が来るのは仕方ないかも知れません。

②加齢の為の膝軟骨の減少
個人差は有るとは思いますが過剰に酷使すれば当然軟骨は減少しますし加齢による場合も有ると思います。またその影響がその他の身体の部位に色々な負担を掛ける事は想像出来ます。こんな事書くと山屋人口が減ってしまうかな(o^^o)

勿論それ以上の身体的効果や精神的快感が有るので私も皆さんも登山を続けている訳ですが?

*ここからが本題。
しかし全ての登山者が膝痛になっている訳ではありません因みに私はもう40年近く山に登っていますが殆ど膝痛はなった事は有りませんと言いたい所ですが実は20代後半に膝の痛みを覚え下山時にはサポーターとストック無しには下山出来ない時期が2ケ月程有りました。
原因は自分が1番良く解っています。昔は岩登りの終了後、頂上から運動靴でビール飲みたさに殆ど走って下山していました。(^_^;)
言い訳ですがバリエーションの場合は岩にしても沢にしても専用靴を履き、またガチャ(カラビナやその他の登攀具の事)やロープを持つ為ミドルカットなどの登山靴は大きくてザックに入らないんです。
走ったのはただの飲んべえなだけですが(^_^)ゞ
要は無茶な歩行を続け膝が悲鳴を上げた訳です。


その時原因

雑な歩行技術とスピードの出し過ぎ。

しっかりした登山靴の未着用。

下山後の身体のメンテナンス不足等々です。

山に行けなくなっては大変と思い休養と全ての原因の対策をして1月半後には通常の山で有れば完全復活しました。
長文になるの次回は私が何をしたかなどを具体的に書きますのでお楽しみに(o^^o)