奥秩父 金峰山①②

「富士山に登り隊」の四回目で金峰山に行って来ましたが、今回も2回続けて行きましたのでまとめて書きます。

日程  ①2016年07月23日(土)~24日(日)
     ②2016年07月28日(木)~29日(金)
ルート 廻り目平~中ノ沢出合~金峰山小屋~金峰山

①7月23日出発分

今回は梅雨の中休みでしょうか?比較的良い天気の中を、私は町田からバスに乗車。三連休の後なので、道路も比較的空いているかと思いきや、圏央道で早くも渋滞。ドライバーさんの好判断で一部一般道を走り、大幅に遅れることはなく12:00には廻り目平に到着。

廻り目平は、クライマーやボルダー・オートキャンプの人などで、大変賑わっていました。
キャンプ場からは沢沿いの林道を1時間半ほどノンビリ歩き、中ノ沢の出合へ。ちょうど林間学校でしょうか?かなりの数の学生さんが下山していました。
ここからがやっと本当の登山道で、意外に急登。標高が上がって来ると、まだ石楠花が咲いていました。

廻り目平から約4時間強かけて、やっと金峰山小屋に到着。しかし頂上付近にある五丈岩はまだ先です。

やや岩場なので、30分ほどかけて頂上に到着できました。

本日の登りの標高差は1100mちょっと。前半が林道のため標高が稼げず、その分後半がやや辛いのですが、皆さん頑張りました。
でも、ガスのため視界はありませんでした。(^:^;
下りも慎重に降りて小屋へ。ここの小屋は夕食にワインが出る事で有名で、今回は鶏肉料理です。大変美味しくいただきました。

翌日は下山のみなので、ややノンビリです。小屋前からは、昨日見えなかった八ヶ岳や甲斐駒・仙丈ヶ岳がバッチリ見えました。皆さんが頑張ったので、山の神様からのご褒美でしょうか?
昨日の疲れもあるので、安全第一でゆっくり下山。廻り目平手前の林道歩きに飽きた頃、到着です。

参加の皆さんお疲れ様でした。今回は高度に慣れる事と、標高差をこなす事が目的でしたが、十分にトレーニングになったと思います。後は体調管理をしっかりして、本番の富士山に臨みましょう。


②7月28日出発分

今回も同じコースですが、上野・新宿出発のお客様に同行させていただきました。
今日は平日とあって、高速道路も順調。前回よりも30分ほど早く廻り目平に到着できました。キャンプ場で出発前にお弁当を食べて、いざ出発です。
相変わらず高度の稼げない林道歩きを1時間強歩き、今度は一気に急登の連続です。
一瞬小雨が降り、雨具を着る場面もありましたが、すぐに止み、後は降られることはありませんでした。
ほぼ前回と同じくらいのコースタイムで金峰山小屋に到着。ザックをデポし、必要な物だけ持って頂上へ。頂上では、また今回も前回同様に霧の中で視界0(^:^;
写真は、下山中に霧の中からちょっとだけ姿を現した五丈岩です。

小屋は平日のためゆったりでき、良く寝られました。
朝は5時から朝食。ここの名物はお粥で、こちらはその具です。

こちらは私が選んだ具で、ベストチョイスと思うんですが(^:^)

具は、自分の好きな物をお粥にのせるバイキング方式で、3杯お代わりするお客様もいたほど美味しかったです。また朝早いので胃に優しく、大変食べやすかったです。

小屋前からは前日とは大違いで快晴。雲海がとても綺麗ですが、雲の高さが高すぎて八ヶ岳以外は皆雲の下でちょっと残念。

小屋の人気者のユズちゃん(黒のラブラドール)と一遊び。とても人間が大好きなワンちゃんなんです。(実は私もラブを飼っていた事があり、特にラブは大好きです。)

出発前のストレッチ後、下山開始。朝露で滑りやすいので、やや時間を掛けて廻り目平へ。怪我をする方もなく、全員無事下山できました。

帰りのバスの車中で色々なご質問を受け、できるだけ細かくお答えしたつもりですが、最後に言ったように、本番では気力と当日の体調が一番大切です。
皆様全員が、富士山の頂上に立たれる事を心から願っています。

御坂山地 三つ峠山

日程  7月19日(火)
ルート 三つ峠登山口~木無山~開運山~三つ峠登山口

山登りはじめたいの4回目として、三つ峠山に行って来ました。
平日という事で、比較的順調に登山口に到着。歩き出しは気温もちょうど良い感じで、大汗をかくほどではありません。
順調に頂上向かう途中には、沢山の花が咲いていました。そう、この山は花の100名山に選ばれるほど花が多い山なんです。こちらはカイフウロでしょうか?

こちらの花は名前がわかりません。(後で調べたら、ウツボグサのようです)

この山で有名なのは「レンゲショウマ」という花だそうですが、残念ながら見つけることはできませでした。まあ真剣に探していませんが(^:^;

行く意味があるのか?よく分からない木無山の後は、開運山に到着です。立派な石碑があります。

開運山ではザレ場の登り降りの練習をして、かなり上手になった方もいます。これからも意識して練習してください。

天候は、梅雨時なのに概ね晴れでしたが、残念ながら肝心の富士山が顔を出してくれず、とても残念でした。この山の一番の魅力は富士山の大展望という事で、多くのカメラマンの方も来る山なんです。ぜひまたトライしてみて下さい。

参加の皆様お疲れ様でした。次回の木曽駒は行かれませんが、最終回の立山は行く予定になっていますので、お会いできる事を楽しみにしています。

八ケ岳 赤岳 ①②

日程
① 2016年7月12日(火)~13日(水)
② 2016年7月16日(土)~17日(日)
ルート
1日目  美濃戸口~美濃戸~(北沢ルート)赤岳鉱泉
2日目  赤岳鉱泉~行者小屋(文三郎尾根)~赤岳~
      (地蔵尾根)行者小屋 ~赤岳鉱泉~美濃戸~美濃戸口

今回は2回とも同じルートなので、まとめて書きます。

①-12日分

このシリーズは、「槍ヶ岳に登り隊」というシリーズの4回目で、目的は掛け替えの実践と体力トレーニングです。アプローチが電車なので、私は八王子から乗車して皆さんと合流。今回は講師2名体制で、メイン講師がもう25年以上お付き合いさせて頂いている大先輩のO先生なので、少し気は楽です。
美濃戸口から歩き出しますが、この時期はアブが多く、虫除けをしてから出発、何箇所かショートカットをして、3時間半かけて赤岳鉱泉に到着しました。
鉱泉少し手前からは、大同心が良く見えます。

この小屋は、山雑誌に載っているぐらい人気のある山小屋で、人気の理由の1つが写真の夕飯です。今日はなんとステーキーでした。(^o^)

その上、なんとお風呂まであります。この日は平日で天気もイマイチなので、小屋は空いていて、とても快適に過ごせました。

①-13日分

朝6:00に歩き出し、行者小屋経由で順調に文三郎尾根を登って行きます。
頂上直下で簡易ハーネスを装着、カラビナの架け替えの実践をして、赤岳の頂上に着きました。しかし残念ながらご覧のようにガスの中で、何にも見る事ができません。

その後は、鉄の階段の多い地蔵尾根を下山。私は、少し調子の良くないお客様と2人で先に行かせてもらいましたが、 このお客様が凄い。年齢は私より一回り以上上で、大病もされたそうですが、それでもまた山を始めて槍ヶ岳を目指されています。きっと登頂できると私は信じています。
雨の中、全員で赤岳鉱泉に到着。とても美味しいカレーをいただき、それをエネルギーにもう一頑張りして、美濃戸口に到着できました。
皆さん、お疲れ様でした。

2日目のせっかくのピークからは何も見えませんでしたが、このような天候の時にも頂上を踏めたということに自信を持ってください。
きっと皆さんなら、今回同様に槍ヶ岳の頂上にも立てると思います。


②-16日分

前回に続き、同じコースで赤岳の頂上を目指します。今回も講師2名で、メインの講師はY先生。谷川岳などの岩の初登記録を持つ大先輩です。怒られなうようにしよ~と(^:^;
赤岳鉱泉には、前回とほぼ同じ3時間半で到着。但し今回は3連休とあって、写真では少しわかりにくいですが、テント場も大変賑わっています。

小屋は当然ほぼ満室状態で、布団が引けそうな所はすべて布団が敷いてありました。それでも1人1枚の布団は確保されていて、ありがたかったです。
今回の夕食はビーフシチュー。こちらも大変美味しく、デザートにスイカまで付いていました。

夜は人が多いせいでしょうか?かなり暑く、寝苦しかったです。

②-17日

今回は連休で、すれ違いが多いことを想定して、3時起床4:30に出発しました。
当初は順調でしたが、ツアーなのでどうしても道を譲ることが多く、時間がかかってしまいます。
特に鎖場では数人登ってもらい、今度は上からの登山者の方に降りてもらうなど、交通整理が大変でした。
それでも早く出発したので、頂上には前回より1時間早く到着できました。頂上からの視界は、前回同様に何も見る事ができませんが、代わりに展望荘の近くにはコマクサがいっぱい咲いていました。

花には興味がありませんが、あれほど沢山あるのは最近知り、ちょっとびっくりです。(@_@)
地蔵尾根は下からたくさんの登山者が来て、登り以上にすれ違いに苦労しました。考えてみれば3連休なので明日も休み、頂上付近の小屋に泊まり、明日の眺望が目的だったんだと思います。
早出した時間の貯金も使い果たして、やっとの事で赤岳鉱泉に到着。
昼食は同じカレーです。ここのカレーは少し昔風で、ジャガイモ・肉がゴロゴロあって私は大好きです。大盛りにしてもらい、大変満足でした。
すっかり終わった気はしますが、バスの待つ美濃戸口までは後3時間歩きます。
でも歩き出す頃には雨もやみ、途中の美濃戸山荘で食べたよく冷えたトマトで元気を取り戻し、美濃戸口に到着。
ご参加の皆様本当にお疲れ様でした。
今回は早出したので、休憩時間も含みますが11時間の行動時間でした。皆さん良く頑張りました。(^:^)

※共通して言える事は、まず体力的には問題ないと思います。しかしまだ少し時間があるので、自分に弱点があるようならしっかり克服しておきましょう。(架け替え・岩場の下りなどなど)
次回の常念岳でお会いできる事を楽しみにしています。

奥秩父 竜喰谷の沢登り

日程  2016年07月10日(日)
ルート 石楠花橋~精錬場ノ滝~曲り滝~大常木林道~三ノ瀬
     ~石楠花橋

前日の水根沢に続いて、今日も沢登りです。今回の沢は、奥秩父の中でも美渓と言われている竜喰谷です。
会の例会山行という事で20人近い参加者となり、他の遡行者に迷惑をかけてはいけないので、3グループに分けで時間をずらして入渓しました。
最初の方に出て来る滝ですが、ご覧のようにとても綺麗です。

このような滝が数え切れないほど沢山出て来ます。途中でカメラを落とし、探しに行くメンバーがいたり、中々の珍道中でした。
曲がりの滝はこの沢のメインイベントで、高さもあり、難しそうですが、登って見るとそれなりにホールドもあり、私のグループのメンバーは全員落ちる者もなくクリヤー。

他のグループは、時間的に無理と判断して右岸を大高巻で沢に降り、最後は懸垂下降をしたようです(懸垂しなくても降りられる場所もあります)。
その後まだまだ美しい滝は続きます。

最後は藪こぎなしで大常木林道に合流。残りのグループを待ち、全員の安全を確認してから、よく整備された林道を下山しました。
参加のメンバーお疲れ様でした。最近私は、仕事であまり会の山行に参加できませんが、とても楽しかったです。次回の沢は、釣り竿でも持ってノンビリと行きたいですね。

奥多摩 水根沢の沢登り

日程  2016年07月09日(土)
ルート 水根沢キャンプ場~半月の滝~林道合流地点手前
     ~林道経由で水根沢キャンプ場

山岳会の仲間3人で、久しぶりに沢登りに行って来ました。
実は、本来は違う沢に行く所でしたが、行ってみると途中の林道が通行止めになっていて、そこから歩きはじめると往復3時間のアルバイト。行程的にも無理と判断し、近場の別の沢という事で水根沢に転進した次第です(やっぱ下調べは大切ですね)。

この沢は、真夏に泳ぐ沢として有名ですが、今日は気温は低めでいつ雨が降り出してもおかしくない天気です。人気の沢ですが、この天気に入渓する物好きは、私達以外には1パーティのみでした。
国道沿いの駐車場で出発準備を済ませ、キャンプ場の先から入渓。最初に出てくる滝は、通常なら泳ぐか左壁のスリングを使ってトラバース後這い上がるのですが、今回はそれほど水量が多くなく、意外に簡単にクリヤーできました。
そうは言っても、水根沢ですから水量はそこそこあり、次のへつりでは小柄なRちゃんでは腰から胸ぐらいは浸からないと通過できません。

もう1人のO君は、できるだけ水流を攻めて行きます。

私も最初は浸かって通過して行きます。

それでも終いには、身体がもう嫌だと言っているようで、写真のような流木を利用して体力温存です。(^O^)

有名な半月の滝を通過、さらに上部に遡行。やや飽きてきたので、右の林道への急斜面を這い上がって林道に合流。帰りは、林道を使えば45分ほでキャンプ場に戻って来れます。
冷えた身体をのめこい湯の温泉で温め、中々ワイルドな一の瀬キャンプ場に移動。
明日の例会山行の竜喰谷の沢登りに備えます。
そう、実は明日もまた沢登りなんですよ。頑張ろう(^:^;

北八ケ岳 ニュウ~縞枯山②

日程  2016年06月28日(火)~29日(水)
ルート 渋ノ湯~黒ユリヒュッテ~ニュウ~白駒池~茶臼岳~縞枯山
     ~北横岳ロープウェイ

10日前に行って来たコースを、今回は地元横浜発のツアーで、9人という少人数で楽しんできました。(会社大赤字かな???)

28日(火)
でも天気予報は、2日間ともよくありません。(..)
それでも、登山口の渋の湯を出発する時は雨は降っていませんでした。1日目はかなり余裕があるので、色々な講習をしながらノンビリ黒百合ヒュッテへ。
小屋は、平日のしかも天気予報が良くないせいでしょうか?我々以外にもう1グループだけで、非常にゆったり過ごせました。
夕食はいつもながら美味しいですし、ご飯、味噌汁はお代わり自由ですから、よく食べる私でも安心です。

29日(水)
今日はニュウヘ。途中ちょっとだけ天狗岳も顔を見せてくれましたが、ニュウではガスの中。でも少し待つと、これから行く白駒池が見えました。

ここからのコースは苔とキノコが多く、前回キノコはあまり見る事ができませんでしたが、今回はいくつか見ることが出来ました。
写真の森は「もののけ森」と名前が付けられていましたが、とても雰囲気の良い森でした。

今回は平日という事で、少しノンビリしすぎてしまい、最後の方は時間的余裕がなくなってしまいご迷惑をお掛けしました。でも全員大きな怪我もなく、そして同じ行程をこなす事が出来ました
(これは一番私が心がけている事です)。

ご参加の皆様お疲れ様でした。このコース、もうちょっと2日目に余裕が欲しいですね。
でも皆様が良く歩いてくださり、また少人数だったので、家族的な雰囲気の中でツアーができたのはとても良かったと思いました。
それにしても、この所の私の晴男パワーは大したもんです。あの天気予報で、とうとう雨には降られませんでした(単に空梅雨て事かな?)。
また同じコースで10日しか違わないのに、クロユリの咲いている場所も数も増えていましたが、代わりにイワカガミはもう終わりかけていました。自然て凄いな。
変わらなかったのは、参加者の方の元気だったと思います?(^o^)