ヒルのいない西丹沢ヤビキ沢

日程  2019年08月**日
ルート 西丹沢ビジターセンター~ゴーラ沢出合~ヤビキ沢左俣左沢
     ~テシロノ頭~ヤビキ沢中間尾根~西丹沢ビジターセンター

毎日毎日暑いのでちょっと涼みに余り有名でない西丹沢のヤビキ沢に行って来ました。
この沢の魅力は2つ有り1つはこの季節の沢ですがヒルがいない事。もう1つは丹沢には少ない美しい滑滝が有る事です。

朝6:00にメンバーを迎えに行きビジターセンタには8:00に到着。準備を済ませ最初は一般道のつつじ新道を行きますが暑い暑い。(^:^;
一般道からゴーラ沢出合いへ。ここで遡行準備を済ませ、ゴロゴロの河原を暫く行くとやっとヤビキ沢の出合いに到着。
段々沢も狭くなり写真の美しい滑滝が幾つか出て来ます。



更に進むと2段10mの滝。この沢で唯一トハン要素の有る滝の様で右側が登れそうですが水量が多くハーケンも確認出来ないので素直に左のガレ沢から巻きました。


思いのほか早く水が枯れ、後はご覧の様な枯滝を幾つも超えて行きゼイゼイ言う頃にやっとこさ登山道へ到着。


檜洞丸とは反対方向のテシロノ頭の標識の鹿柵の所から通称ヤビキ沢中間尾根と呼ばれている地図には載っていない尾根を下って行きます。途中には西丹沢特有のブナ林も有り癒されます。


この尾根はそこそこフミアトもしっかりしていて多少読図が出来れば大丈夫と思われますが急斜面も有り、浮き石も多いので初心者だけではやめて置いた方が無難かな?自信の無い方は多少時間は掛かりますがつつじ新道を行った方がより安心と思われます。


西丹沢ビジターセンタには15:00前位に到着。本日の行動時間7時間弱。良いトレーニングになり、入山から下山まで平日とは言え山中では誰にも会う事も無く静かでノンビリした沢登りを楽しむ事が出来ました。(^0^)

ほぼ快晴?90点の槍ヶ岳

日程  2019年08月17日(土)~20日(日)
ルート 上高地~横尾~槍沢~槍ヶ岳のピストン
     ※19日は下山時に天狗池の散策
北アルプスに登り隊で3泊4日と言うゆったりコースで多くの登山者に取って憧れの山の1つ槍ヶ岳に行って来ました。

17日(土)
あずさ3号で松本駅へ。バスに乗り換え上高地には12:00位に到着1時間ほど昼食時間を取り13:00出発です。
今日はほぼ平坦な道を横尾山荘までの行程なのでノンビリお散歩気分(^0^)
快晴の為明神岳も良く見えました。


横尾山荘到着は16:00お風呂にも入り明日に備えます。

18日(日)
予定では朝弁でしたが今日はしっかり歩かなくてはいけないので写真の小屋での朝食に変更して貰いましたが結構お代わりするお客様も多く心強いです。


小屋を6:00に出発して明日宿泊予定の槍沢ロッジを8:00に通過。12:00には槍沢からご覧の槍ヶ岳も見えて来てテンションも上がって来ます。


所が段々と傾斜も強くなり小屋まで500mと書かれた所からがきつく少しだけペースダウン(^:^;
それでも皆さん頑張って13:40に山荘に到着出来ました。
お客様には昼食を取って貰う間に私はロープを張りに行き一足先に頂上へ。
取り合えず証拠写真を1枚撮り、直に降りと登りの重なる所で交通整理へ。私が頂上にいたのは1分位かな?


そんな訳で頂上にはもう1人の地元のガイドさんにお願いして皆さんが登頂出来たのは15:30位でしょか?
天気は良いのですがガスが出て来てしまい頂上からの大展望とは行かなかったようで少し残念。まあ山ですから勘弁して下さいm(_ _)m
混んでいる時は往復3時間掛かるといわれている穂先までも今回は2時間弱でクリヤー。
写真はもう17:00近い時間帯ですが登る人はまだまだいました。さすが人気の山ですね。



19日(月)
槍ヶ岳山荘を6:30に出発。本日も今の所快晴でこの写真はお客様が撮って頂き本人より良い男に撮れていたので今回はしっかり顔出しして見ました。(^0^)V


今日は逆さ槍を見る為に分岐から往復1時間半ほどのアルバイトで天狗池に向います。池には10:00前には到着しましたが槍の周辺のガスが取れず悔しいので30分ほど粘りましたが残念な結果に。
それでも槍は写りませんでしたが周りの美しい山が映った写真がこちら今回はこれで我慢我慢。


諦めて今夜のお宿の槍沢ロッジに向いますが小屋到着の30分前から突然雨が振り出し池で粘った30分が失敗でした。でも到着後は更に雨脚が強くなりまあギリセーフかな?
本来なら横尾まで降りる予定の登山者も予定を変更してか急にロッジも大賑わいとなりました。

20日(火)
本日は上高地に降りるだけですがそれでも5時間は掛かります。そこまでは天気は持ちそうに有りませんが徳沢園ではしっかりアイスクリームを食べて11:00小雨の中を上高地に下山出来ました。到着後は雨脚が更に強くなりこちらも滑り込みセーフか?

※参加の皆様4日間お疲れ様でした。そして槍ヶ岳登頂おめでとうございます。表題のほぼ快晴・90点とは頂上からの大展望と逆さ槍とちょっと残念な部分も有りましたが肝心な所はしっかり晴れてくれたので安全に登頂出来たと思います。
何より私に取ってはお客様が怪我も無くしかも全員登頂出来た事が1番。お客様には感謝です。また地元ガイドのMさんのご協力も有ったので成功したと思いこちらも感謝感謝。
次回の奥穂高は残念ながらご一緒出来ませんが皆様なら必ず登頂出来ると信じていますので頑張って下さいね(^:^)

行動食って何を食べたら良い?

ツアーの場合お弁当が付いている時が結構多いのですが岩稜系のツアーや時間的に余り余裕が無いツアーの時は弁当なしで自分で用意する場合も結構有ります。
その際に何を食べたら良いかとお客様から聞かれる事も有るので私なりの解釈と幾つかの例を書いてみます。参考になれば良いのですが?
まず山での余り耳慣れない食料の呼び方として①非常食②予備食③行動食と言う区分けが有ります。

①非常食について
まさに非常時用(予期しないビバーク時など)に用意する物で選ぶポイントは火を使わなくっても食べれる物・高カロリー・腐り難い物・疲れていても食べやすい物。(例)チョコレート・カロリーメイト?・羊羹・飴など
(注意点)下山後の安全地帯到着後以外つまり行動中は食べない。量は余り多くなくて良い。賞味期限に注意。
②予備食について
テントで連泊の山行で悪天などの為の予備日を設定した場合の食料(特に雪山等)基本コンロなどは使えるとの考え方の良いかと思いますがもしラーメンなら味を統一して置くと燃料の節約など色々便利です。(例)インスタントラーメン・ジフィーズのごはん等。
③行動食について
ツアーなどではお弁当と行動食を別物として説明する事も有ります。昼飯はお弁当それ以外の短い休憩時に食べる物を行動食と言う場合も有るようです。
でも本来の行動食は言葉の通り行動中に食べる物で広く言えばお弁当やパン・おにぎりなどを含む物で天候により何を持って行くかなどを考慮して選びます。晴天の時はお弁当も有かも知れませんがゴミの問題も有るのでせいぜいおにぎりや菓子パンなどが多いと思われます。前の朝食の項でも書いた様に炭水化物はエネルギーの素ですから大切かと思います。
また菓子類だけではどうしても甘い物が多くなるので私は口の中がさっぱりしません。

下記に私が良く食べるものを幾つか上げて見ましたがあくまでも一例で好みも違うのですべての人に合う訳では有りません。大切なのは自分が好きなもので疲れていても食べられる物を選べば良いかと思います。
因みにカロリーについては一例ですが梅おにぎりは100gで170kcal・あんぱんでは80gで220kcal位と言われていますので対比して見ても良いかも知れませんね。
※シリアルバー幾つもの種類が有り美味しくまた小さいので私は何個か持って行きます。
平均ですが1個40gで190kcal位でしょうか?


※アルファー米こちらも最近は色々な味が有り大変美味しくなりました。朝水を入れて置けば1時間後には食べられ、またジッパー付きスプーン付きの物も有るので分割して食べられます。
100gで400kcal前後但し水を加えるので持つ時の重量は240gとなります。


※飲むおにぎり最近売り出した物で飲料のようにフタも有り分けて食べる事が出来ます。この商品の素晴らしい所は何と言っても賞味期限が長く常温で1年位有ります。味についてはかなり個人差が有り人それぞれで評価が違います。因みに私はちょっと微妙(^:^;
カロリーは130gで200kcal有るそうです。


※シリアルジプロップに袋に詰め替えて持って行きます。本来は牛乳が有るとベストなのですが山ではそうも行かないので私はクリープなどを袋に入れ水やお湯を入れてガチャガチャ振ってスプーンで頂きます。
以外にカロリーも有り50gで350kcal位有ります。


但し今回例に上げた物だけですべてのカロリーを補うには不足気味ですので個人差は有りますがこれ以外に1~2時間おきに何かしらの高カロリーのおやつ?を取るように心掛けるようにしましょう。
1番は自分が美味しいと感じるもので出来れば軽くて高カロリー食品で有ればベストかな。参考になれば良いのですが(^0^)

快晴の中での大展望と唐松岳~五竜岳

日程  2019年7月3日(土)~5日(月)
ルート 3日(土) 八方尾根~唐松山荘
     4日(日) 唐松山荘~唐松岳~唐松山荘~五竜山荘~五竜岳
           ~五竜山荘
     5日(月 )五竜山荘~遠見尾根~とおみ平

剣岳登り隊のラス前のトレーニングとして北アルプスの表題の縦走に行って来ました。

3日(土)
東京駅を6:30集合で新幹線とバスで八方駅に10:15到着。さすがにやや眠いです。ロープウエイ等で黒菱平に到着。最後のリフトには乗らず今回はここから歩き出します。プラス40分位
八方池山荘経由で八方池へ逆さ白馬三山とはいきませんでしたが逆さキレットはばっちりでした。


幾つかのケルンを越えたり雪渓で一休みしながら八方尾根を登り唐松山荘には16:00前に到着。
明日登る唐松岳はこちら。


この天気ですから覚悟はしていましたが小屋はめちゃ混みで食事は5回戦で私達は20:00からで寝床も布団1枚に2人(^_^;)

4日(日)
朝は唐松岳で日の出を見る為4:30に小屋を出て頂上へ。お約束の1枚と日の出をパチリ。



小屋に戻り朝食後五竜山荘を目指します。
途中の登山道には写真のチングルマやコマクサが満開でした。



鎖場では団体の我々はどうしても譲る事が多く時間が掛かりますがそれでも10:30には小屋に到着。たっぷり休憩後牛丼の昼食を頂き元気いっぱいで五竜岳には13:00全員登頂です。\(^0^)/
帰りの鎖場を慎重に降り小屋に無事に到着。
小屋は昨日程では有りませんが明日は平日のはずなのに満室。夜も暑かったです。

5日(月)
朝5:20に出発。本日も快晴なり(^.^)写真は遠見尾根の途中から見た五竜岳と奥には鹿島槍も見えます。更に方角は違いましたが槍ヶ岳もバッチリでした。


西遠見山や小遠見山を超えて行きゴンドラ駅には10:00到着。ソフトクリームを食べてから下のとおみ駅で自由昼食。3日間の汗を温泉で流してこれで今回の山行は終了です。

暑くまた大混雑の山小屋など色々有りましたが何と言ってもあの快晴の中、大展望を堪能して、楽しくまた、誰1人怪我も無く3日間歩き通す事が出来た事に感謝です。m(_ _)m
いよいよ次回は最終回の剣岳ですね。今回の経験も活かして全員で登頂しましょうね。
因みに私は皆さんと茅野で解かれて明日の赤岳のメンバーと合流です。明日からも天気は良さそうです。(^0^)