山岳会の遭対訓練・慰霊祭・渡渉研修会

日程 2018年06月30日(土)~07月01日(日)
場所 丹沢山岳スポーツセンター周辺&水無川

所属山岳会の年間行事としてこの時期に例年行われている慰霊祭に参加してきました。
今年の後輩の担当者から会で1番一般ルートを行っているんだから遭対研修会の講師になって協力をして欲しいとの依頼。
これって会の山行に来てないとの半分嫌味か(=_=;)まあ最近,会の行事に余り顔を出せていないので仕方がないか(^:^)

30日12:00に山岳スポーツセンターに集合。
昨年度の全国の山岳事故のデターなどを公表して我々のような中高年が大半で時間も午後2時~3時また70%位が下山中の事故との現状を再確認。
危険予知のトレーニングでは写真を見てどんな危険が有るか全員で予測。
その後は三角巾等を使ったファーストエイドや捻挫時の対応で写真のストックを利用した松葉杖を会員に作成して貰いました。





搬送は幾つかのパターンを皆で実践。写真はその1部のツエルトとザックを3個利用しての搬送方法で幅の有る林道で有ればある程度は長い距離を運べます。


後半はロールプレイ方式で事故者・リーダー・などの役を各自にやって貰い実際にやった事に関する評価を全員で公表して終了。
18:00からは会で山行中に無くなった先輩達の慰霊と現役会員の無事故を祈願して神主役の会長から全員お祓いをして貰います。


翌日は別の後輩からの依頼と、つい先日私も大変お世話になった岳連の先輩が沢で無くなった事も有り,沢における渡渉の研修会にアドバイザーを依頼され参加。
皆さんはご覧の様に積極的に水流にトライ。


私は水芯の捉え方や写真の2人でのスクラム徒渉方法を指導。


またロープを使った渡渉などを指導しましたが1番厳しく言ったのはロープを使うほどの状況なら敗退するべきであくまでもこれは安全に敗退する方法として教えると言いました。
沢は登山の中でも縦走、クライミングとはまた違った特殊技術が必要と言えると思います。
私が指導した事を実践して積極的に突っ込むのではなく敗退の時に指導した技術により無事下山出来る事が出来たら嬉しいかな(^0^)
来年も全員無事故でこの慰霊祭に参加出来る事を願います。