初めての経験の西吾妻山下見

 タイトルで初めての経験と書きましたがどんな意味か分かりますか?😁

日程 2023年4月7日(移動日)~8日(下見実施日)

ルート 天元台スキー場~凡天岩までの往復

7日12:00東京駅から新幹線に乗車。1時間ほど経って携帯が・・・会社からで西吾妻のツアーが強風の為中止になりましたとの連絡。嘘だろう私もう出発しているんですけど😓

と言うのも久しぶりのコースなので1日前に出発して下見後、明日本隊のお客様と合流の予定でした。私が下見に行くのは分かっているはずなんだからもう少し早く連絡くれれば良いのにとブツブツ。

長年登山ツアーを担当していますが出発後の中止は初めてでした。これがタイトルの理由です(笑)

1度は米沢からとんぼ帰りとも思いましたが宿も予約してしまっているし温泉でも入ってノンビリするかとそのまま白布温泉へ。

宿はこんな感じです。歴史を感じますね。

こちらは待合室です。
こんな天気ですからお客さんは数人程度で夕食はこちら。
こちらは朝食ですが朝からこんなには食べれるかなと思いましたが勿論全部頂きごはんのお代わりまで。とにかく米が旨い😋

運良くRWが動いているようなのでいざ下見に出発。予報では午前中は何とか持つとの事なので11:30を下山開始時間の限度としてスタート。8:00には山麓駅に到着するも何やらスキーの大会が有るようで渋滞中。実際にはRWに乗れたのは8:40。強風の為鉄橋近くではかなりの減速。更に長めのリフトを3本乗り継ぎますが最終リフトは点検が追い付かず少し待ったので歩きだしは10:00になってしまいました。1時間半しかないぞ。

こちらが最終リフトで降りたら右に進みロープの有る所から入山。

最初は3人ほど同行者がいましたがスノーシューでの周辺の散策のようで直ぐに私1ぼっち😂
まあ土曜日とは言えこんな天気ですからね。
最初は樹林帯だが赤布らしき物は全く無い。この尾根から外れなければまあ大丈夫は大丈夫なんですが。ところがトレースが分かり難く少し外れると腰までずっぽりハマる事数回。
樹林帯を越え少し降りますがGPSの夏ルート通りに歩くと雪庇のすぐ下を歩く事になります。これは雪崩を考えればダメでしょう。
幸いこの時はガスが少し薄くなったので気が付いてGPSの示すルートよりかなり離れて通過。濃霧で見えなかったらヤバいかも?
1番の濃霧時は写真を撮っても仕方がないので撮ってはいませんがこれから向かう西吾妻はご覧の濃霧の中でした。1番の濃霧の時は視界数メートル位かな?
それでも霧は多少は流れるので時々はこんな綺麗な景色を見る事も出来ました。
予定の下山時間の11:30少し前に凡天岩に到着。頂上までは恐らく20分位かな?ルート確認をして下山開始。人に寄っては勿体ないと思う方もいるかも知れませんが私的にはこれが山での長生きの法則。今回はこれがバッチリ当たり。最終リフトに乗る頃には横からの降雪。RWもかなり減速運転で何とか山麓駅に戻って来る事が出来ました😀

苦戦の一旦はこの時期特有の暖かい時に降った雨の為雪面の凹凸が出来それが寒気で再度凍ってしまうので踏み後と雪面の凹凸の区別が判断が難しい。事実自分の往路の踏み後さえ慎重に確認していないと濃霧のせいも有りますが分からなくなりました。
樹林帯を越えると地形に特徴がなく濃霧で自分が何処にいるのかさっぱり分からん。
GPSは偉大だ。
久しぶりの雪山の濃霧の中での単独行はそれなりの緊張感の有る下見になり満足満足🙌

今回のツアーを楽しみにして頂いたお客様には申し訳有りませんが会社の中止の判断は正しかったと思います。最終回の5月の涸沢を楽しみにして下さいね。