登山の役にたつかも知れない雑学①

山で役に立つかも知れない雑学①について 

私の山歴もう50年位になり先輩から教えて貰った事や自分で考えて事など沢山有るのでこれらを何回かに分けて書いていければと思っています。勿論、好みや山行形態も人により違うので全ての方に役立つ訳では有りません。

(1)水筒に関して

  私はプラティパスに代表される一般にはペチャンコ水筒?と言われるタイプを使用しています。この類のメリットは何といっても使用後にたためて小さくなるという事、また怪我をした傷口を写真の様なペットボトルキャップに穴を開けた物と交換する事で強い水圧で傷口を洗う事が出来ます。ペットボトルでも可能ですが水圧はかなり違います。

※1度でも口を付けた水は使えませんので自分や他の人に飲み水としてあげる場合は別容器に移してから補充する事。

勿論、デメリットも有り1番困るのが長く使うと亀裂(特に口の下部分)が出来てそこから水が漏れて最悪ザックの中が水でびしょびしょに(^0^; 対策としてはメーカー保証が1年なので私は傷(折れシワ)を確認しながら1年から1年半で買え替えています。その分ランニングコストが高いかも?

写真の様に自作で紐を付けて置くと幾つも持てます。水場まで代表者で済むので他の人はテントの設営やほかの作業が出来て効率が良いです。また冬場などは紐の部分を持つ事で手が冷たくなるのを防ぐ事が出来ます。また口から新聞紙を突っ込んでいますがこれによってかなり乾く時間が短縮されます。口が狭い上、早く乾かそうと直射日光に当てれば劣化は進んでしまいます。理屈は濡れた登山靴に新聞を入れると早く乾くと同じ事です。

(2)小屋での靴間違いの防止策

少し前は山小屋でお客様の靴の間違いが多く発生して困った事が多々ありました。理由は自分の置いた場所を覚えていない、同じようなメーカーの同じような色の靴が流行ると多くの人が履いてくる。最近は小屋で紙の名札をくれて自分で書くようになりだいぶ減りましたがそれでも雨の日など名札が切れていまい探している人を見かけます。

私の対策は下の写真の様に先にネールプレート(100円ショップ)を作って置きクリップ等で靴ひもに付けるだけ素早く出来るし外れた事は今まで有りません。

また全ての靴をそうしている訳では有りませんが写真の様に左右の紐の色を変えると他の人も自分も直ぐに分かるので間違い対策にはなると思います。まあこれはダサい或いは恥ずかしいと思うかはたまたイケてると思うか意見の分かれる所でかね😁

(3)ザックの笛に関して
  こちらに関しては私がご一緒したお客様にはかなり説明しているので覚えて頂いているとは思いますがいざその場になるとすっかり忘れているようなので今一度書いて置きます。
全てのメーカーでは有りませんが最近のザックには笛が装備されています。私の知るか限りではミレー・オスプレー・マムートなどなど付いている場所は写真のチェストバンドの左側の部分です。

拡大すると下の写真の左部分の尖った部分を少し口をつぼめて短く鋭く吹くとかなりの高音の音が出ます。少しコツがいるので家で迷惑にならない様に練習して下さい。

実際、今年折立と上高地で熊さんにお会いしましたが素早く吹けるので役に立ちました。
道具は買っただけでないその装備の使い方を正しく理解してこそその効果を発揮するものだと言う事を今一度認識して貰えればと思います。

※この類の雑学はまだまだ沢山有るのでまた機会が有れば書いていきたいと思っていますの
 次回をお楽しみに😄