登山靴の靴ヒモの結び方

お客様からの希望なので靴ヒモの結び方を出来るだけ写真を多く使って説明します。
今回ここに紹介する結び方は私が実際に行っている方法で確かに緩みにくいと思いますが、他の方法も色々有ると思いますので一例と解釈して下さい。

①多くのミドルカット以上の登山靴は上から3個目位までが下の方のフックと形状が違います。私の場合写真の様に形状が変わる上から3個目のフックから靴ヒモを上から掛けて行きます。(この方が下からかけるよりも緩みにくいようです。)


②次に通常の様に左右の靴ヒモを巻き込みます。


③更にもう1度同じ動作で2回巻き込みます。
(この時点で靴ヒモ同士の摩擦が強まり緩みにくくなります。)


④こちらも通常の様に蝶々結びをしますが写真の右手の人差し指と親指で持っているループ大切です。


⑤前の写真の右手の人差し指と親指で持っていたループをこの写真の様に手前方向(靴先の方向)に引き出します。


⑥前の写真の左手の中指の所のループ(穴)に先ほど引き出したループを下から上に通します。


⑦最後に左右のヒモを引っ張って完成です。



※この方法がなぜ緩みにくいのか考えて見ましたがフックに上から掛ける事により靴ヒモがクロスする部分と左右のフックで靴ヒモの引かれる方向が3点となり摩擦が大きくなる事。また以降は通常の結び方を2重になるのでこちらも摩擦が強くなり結果緩まないのではないかと思います。