上州 榛名富士 ①

日程   2015年9月27日(日)
ルート  榛名湖ビジターセンター~榛名富士~ゆうすげ元湯

昨年に続き、「秋から始める登山教室」を担当することになり、第1回目として榛名富士に行ってきました。
当日は榛名湖マラソンが行われていて、中々賑わっていました(写真左)。このマラソン大会は、日本一高い所で行われるフルマラソンということで、人気があるそうです(標高1000m)。

天気は、東京を出る時は雨でやや不安でしたが、予報通り午後からは晴れ間も出て来て、暑くもなく歩くには調度良い感じでした。ただ、頂上ではかなり雲が出てしまったので、本来見えるはずの遠くの山は置いてあった大きいパネルの写真で我慢です。(^:^;

本コースは入門ルートですが、下山路に関して言えばやや急坂で足場が悪いため、難易度が高いような気がします。安全のため、スリング(輪かの紐みたいなもんです)を2回ほど使いました。今回は写真を撮り忘れ、慌てて撮った写真が榛名湖から見た榛名富士です(写真右)。紅葉は、後2週間位後が良いかもしれませんね。
このツアーは、登頂よりも、靴紐に関することから装備についての勉強が目的なので、その意味では時間的余裕もあり良かったと思います。歩行技術に関しても、皆さん中々理解力があり、ある程度はマスターしてくれたと思います(でも歩行技術に関しては、今後も何回もやって行くつもりです)。
帰りの高速道路も、大型連休の翌週だったせいか思っていたよりは渋滞も少なく、ほぼ予定の時間に戻れて助かりました。

参加の皆様お疲れ様でした。最終回の燕岳の登頂を目指して、一緒に勉強して行きましょうね(^o^)

南アルプス 鳳凰三山縦走

日程   2015年9月19日(土)~21日(月) 2泊3日
ルート  夜叉神峠登山口~薬師岳~観音岳~地蔵岳~御座石温泉

1日目
今回のアプローチはバスではなく、特急かいじでまずは甲府駅に。そこからジャンボタクシーで夜叉神峠登山口に向かいました。ストレッチなどしてから、いよいよ出発です。
夜叉神峠を過ぎても天気は良いのですが、雲が多く景色を見ることができません。そうなると、目線の先にある花の話になってしまいます。今回もカンニングペーパーを作ってきたので、知ったか振りをしようかとしたら、肝心のカンニングペーパーがない、ない、ない(^:^;
よく考えたら下山後の風呂道具の袋に入れたので、タクシーに預けてしまっていました。何とかウロ覚えで言えたのはホタルブクロぐらいでしょうか?今回も優しいお客さんでよかったです(^:^)
また、季節のせいか花よりもキノコの方が沢山あり、色の話やこれ食べられるかなと雑談しているうちに、南御室小屋に到着しました。

2日目
今日は、今回の縦走コースのハイライトといえるルートです。まずは白峰三山の北岳がとても大きく現れました(写真上段左)。また、富士山も美しい姿を見せてくれました。
このコースの良い所は、これから歩くコースが良く見える所で、薬師岳から次の観音岳も見ることができます(写真上段右)。地蔵岳を越えた辺りはもう紅葉が始まっていました(写真下段左)。
そのあとは、いよいよメインイベントの地蔵岳のオベリスクです。到着した時は深い霧で何も見ることができませんでしたが、霧が移動し始め、やっと全景を現してくれました(写真下段右)。今日のお宿は鳳凰小屋で、あっという間に到着です。
ところが、この日の鳳凰小屋は大変な登山者の数で、布団2枚に3~4人のスペースでした。テント場も歩く場所もないほどの混雑ぶりで、夜中を除くとトイレも常に渋滞です。

3日目
今日は下山するだけですが、かなり疲れも溜まっているし、標高差1300mを降りなくてはいけません。出発も早くできたので、安全を考え、できるだけゆっくり歩くように心がけました。それでも、最終的には予定通りの時間に御座石温泉に到着しました。

参加の皆様、本当にお疲れ様でした。
お客様の中には、私よりも大先輩の方も何人かいらしゃいましたが、皆さんの頑張りでリタイヤする方も怪我をする方もなく、終えることができました。本当に有難うございました。
また、小屋でのお茶会などで皆さんが仲良くなり、和気あいあいと歩くことが出来たのも、今回の成功の一つの要因と思っています。
またどこかでお会いするかもしれませんので、その時はぜひ声をかけてください。
最後に、皆様がいつまでも安全で楽しい山行を行える事を心から願っています。

丹沢 高取山~仏果山

日程   2015年9月13日(日)
ルート  愛川ふれあいの村~高取山~仏果山~土山峠

今回新しく始まった「丹沢探検隊」というシリーズの1回目として、仏果山に行って来ました。
天気予報は午後から小雨の予報でしたが、雨に降られることはありませんでした。前回、木曽駒で暴風警報や大雨注意報で敗退してしまい、晴男の自信が揺らいでいましたが、少しずつまた晴男パワーが戻って来たのかなと思っています。
ルート自体は、よく整備されていて歩きやすかったですし、迷いやすい場所にはしっかり道標があるので、注意さえすれば間違えることは少ないと思います。個人的には、晩秋から初冬の落葉した頃も良いかなと思いました。

仏果山まではのんびり歩いても3時間弱(休憩時間・ランチ時間を含む)で到着で、とりあえず道標など撮ってみました(写真上段左)。ここには展望台がありますが、この階段が意外と長いのです。頑張って登ると、宮ヶ瀬湖(写真上段右)や大山・江ノ島などを見ることができました。

この山はこの時期まだヒルが多く、色々対策をしました。1人のお客様はそうとうヒルに詳しく、白タイツを登山靴の上から履いていました(写真下段左)。確かにこれならくっつかれてもすぐに気がつくし、タイツの目も細かいのでヒルは入って来れません。ただ女性ならまだしも、私が同じ格好をして山にいたら、絶対変な人と勘違いされそうですよね(^:^;
下山口の土山峠に降りてからヒルチェックをしたら、3~4人の方の登山靴やスパッツについていていました(写真下段右)。私達が下見に行った時はもう少し大変でしたが、その時に比べると登山道の下草がかなり刈ってあったり、この所の晴天で地面が乾いていたので、比較的被害は少なかったです。

これからの時期は気温も段々低くなり、ヒルの活動も下火になってきますのでご安心を。それに何度も言いましたが、ヒルに食われて死んだ人はいませんから(笑)
なかには、ヒルを初めて見るというお客様もいて興味津々のようでしたが、感想はどうだったんでしょうかね???

参加の皆様お疲れ様でした。
次回の第2回は、下山口だった土山峠から辺室山のコースです。
良かったらご参加下さい。

千畳敷のわさびコロッケ

先日千畳敷に行った際に、「わさびコロッケ」なる物を食べてみました。能書きを読むと、某大学と何処かの研究所が共同開発したペーストを 使用していると書いてありました。
正直言うと、私は刺身に付けるわさびは好きなのに、お菓子のわさび味は嫌いなんです。あと、ところてんは大好きなのにかんてんはあまり好きではありません。変かな(^:^)

では本題に。でも食べないで後で後悔してはいけないと思い、結局食べてみることにしました。中身の色は写真の通りで、かなり辛いかなと思いましたが、わさびの味と香りはするもののそれほど辛くありませんでした。私的には、物珍しいのも手伝って美味しくいただきました。
ただ、名物を作りたいという努力は認めますが、これが大ヒットするかは?かな。またお値段も確か280円とやや高めで、もう少しお安いと買いやすいと思うんですが・・・。

ちなみにわさびを使った物は各地にあり、わさびコロッケはもちろん、わさびカレー・わさびどんぶり・わさび鍋・わさび餃子などなど、これでもかというくらいあり、ちょっとびっくりです。
そして私もこのブログにも書きましたが、わさびの花を使ったおひたしは毎年楽しみにしています。

千畳敷のロープウェイの下の駅で売っていますので、一度は食べてみるのも良いのではないでしょうか?

中央アルプス 木曽駒ヶ岳

日程   2015年08月29日(土)~30日(日)
ルート  1日目 しらびそ平~千畳敷カール~宝剣山荘
      2日目 宝剣山荘~千畳敷カール~しらびそ平

今回は結論から言うと、残念ながら木曽駒ヶ岳には登ることができませんでした。2日目の深夜から結構な雨音と風の音がしていて、参ったなと思って朝方最新の天気予報を確認すると、暴風警報・大雨注意報に雷注意報のオマケ付でした。
もう一人のガイドさんと周りの様子を見に偵察に出ましたが、雨はもちろん木曽側からの強風がかなりのモノでした(私の体感では風速15~20mくらいか?)。下山路も一部は小さい沢のようになっていて、降りるのにも厄介な状態でした。
一番心配したのは、ロープウェイが動かない場合の対応でした。その場合、伊那前岳方面の登山道を使うことになり、ツアーだと5~6時間はかかってしまいます。幸い、「まだ試験運転だが、問題ないようなので動くようだ」という添乗員さんの報告を受けた時は、本当に嬉しかったです。

お客様には登頂は断念すること、偵察の状況説明と下山時の注意点を説明して下山開始です。止まると寒いし、モタモタしていてロープウェイが停まる可能性もあるので、休憩なしで一気にロープウェイの駅に到着です。何とか無事に下の駅に着いた時は、ホットしました。

でも小屋は、悪天のお陰か空いていて、食事も美味しかったです(写真左)。
普段は花の写真を撮ることは少ないのですが、景色の写真を撮ることができなかったのと、雨のお陰か花の色がとても鮮やかだったので、とりあえず撮ってみました。上から順番に、サクライウズ・チングルマの綿毛・ウサギギクだと思います。

参加の皆さん、お疲れ様でした。そして登頂できず申し訳ありませんでしたm(__)m
バスの中で話しましたが、富士山と燕岳で2回天気予報をひっくり返したので、パワーを使い果たしてしまっていたのかしれません。最終回の尾瀬の至仏山の時までには、またパワー溜めておき、晴男の名誉挽回ができように頑張りますね(^:^)