丹沢 鍋割山

続けて同じコースのツアーだったので、まとめて書かせて頂きます。

日程  ①2017年05月17日(水)
     ②2017年05月21日(日)
ルート ①②共に県民の森ゲート~鍋割山~栗ノ木洞~寄

05月17日(水)

今回は現地集合のツアーなので、渋沢駅に8:30に集合し、そこからタクシーで県民の森ゲートへ。ここからが歩き出しです。
最初は林道歩きで、この写真の水場からが登山道となります。この大量なペットボトルは、小屋の方から体力に余裕があれば水を上げてもらえないかとのお願いで、昔から置いてあります。

急登を登り、後沢乗越に到着。時々出て来る救助依頼の時に役立つ番号が入った道標を、あと何個と数えるのを楽しみに登って行きます。
やっと小屋に到着。

今日は平日とあって、頂上も比較的人が少なく、ご覧の様にガラ空きの草原で鍋焼うどんを頂きました。

お腹も膨れ、満足感いっぱいで下山開始。後沢乗越までは同じルートを下山しますが、それ以降は私の大好きな寄に降りるコースです。栗の木洞を通過して寄に下山。

所でこの寄(やどろぎと読みます。)ホント通常では読めないですよね。この周辺には他に三廻部(みくるべと読みます。)など独特な地名があります。今度少し研究でもしてみようかな?
参加の皆様お疲れ様でした。私、今週中にまた鍋焼うどん食べに来ます。(^:^;

05月21日

同ルートで入山。今日は晴天の日曜日とあって、頂上は大変な人の数が予想されます。昨日来たばかりなので、添乗員さんにはベストの場所から先に行って頂き、お客様の為に並んでもらいました。ご苦労様です。(_ _)
そのお陰と、今日は小屋の方でも人とコンロが前回の2倍位に増員されていて、あまり待つこともありません。今日も美味しい鍋焼きうどん頂きました。

しかも今日は、前回に比べ視界が良く、富士山も良く見る事が出来ました。(前回のお客様ゴメンなさい。)

お腹もいっぱいになり下山開始。この栗の木洞の下山ルートは、本当に膝に優しいルートで、気持ち良く歩くことが出来ます。しかも下山ルート中には、写真のようなとても綺麗なお茶畑を見る事も出来ます。

寄には、やや予定時間より早く到着。ストレッチなどをして新松田駅にタクシーで移動。ここで解散です。
参加の皆様お疲れ様でした。ツアー中お話ししましたが、寄はロウバイの名所でもあるので、次回は是非その時期に来られると良いと思います。
解散後は、数名のお客様と反省会。何を反省したか忘れましたが、楽しい時間を過ごす事ができました。(^o^)

奥多摩 鋸尾根

日程  2017年5月13日(土)
ルート 奥多摩駅~愛宕神社~1046mのピークまでのピストン

奥多摩駅から直接歩いて行ける、鋸尾根という所に行って来ました。天気は、残念ながら一日中雨。それも結構な雨量でした。
駅を出てから信号を渡り、更に大きい橋を渡ると、すぐ右手が登山口です。
しばらく行くと、突然五重塔が現れます。

写真は、途中にあった大天狗、それとも小天狗様だったかな?その石仏です。

その後、急な階段を登り、ここからがやっと山道ぽくなります。多少のアップダウンを繰り返し、目的の鎖場に到着。結構な傾斜のある10mほどの鎖場でした。
鎖場では、安全に岩場を通過するための架け替えシステムのトレーニングです。雨の為、他の登山者は誰も来ないので、登下降共に練習出来て良かったです。ただ、指導だけで身体をあまり動かせない講師は、めちゃくちゃ寒かったデス。(^:^;

その後は、一応この尾根の最高点(1046m)まで行って下山しました。

参加の皆様お疲れ様でした。ツアーのお客様は、天気が悪いとキャンセルするお客様が多いのですが、長い山行に行けば一日位は大抵雨に会うものです。今回は、ザックの防水性や雨具の確認、濡れた岩場はどの位滑りやすいのかなど、色々な確認や経験が出来たのではないでしょうか?
この経験を是非活かしてくださいね。いや~それにしても私、動けない時はほんと寒かったです。(^:^)

梅が瀬渓谷から大福山

日程  2017年05月14日(日)
ルート 梅が瀬渓谷駐車場~梅が瀬渓谷~大福山(白鳥神社)~
     車道経由梅が瀬渓谷駐車場(周遊コース)

久しぶりにアクアラインを使って、千葉の大福山に行って来ました。
海ほたるでは、食べたかったアサリ饅が、何と私の手前で売り切れというアクシデントもあり、ちょっと出鼻をくじかれた感じでの出発です。(^o^)

駐車場に着いて出発準備をしていると、地元の方が白い長靴で登場。ヤマヒルをお客様に見せて頂きました。初めて見るお客様は、興味しんしんのようです。もちろん我々は足回りに丹念に薬を吹きつけ、いざ出発。帰り道の分岐を過ぎて、渓谷に向かいます。
途中は時期的に調度藤の花が咲いていて、渓谷美に色を添えていました。

日当たりの良い所でヒルチェック。早くも、もう数人のお客様の登山靴に取り付いていて、私が持って来た塩で安らかに眠ってもらいご臨終。
その後は写真のような美しい渓谷を歩き、日高邸跡で昼食後、尾根道に向かいました。

途中、知り合いのガイドさんのツアーに遭遇。譲るふりをして先に行ってもらい、ある程度のヒル掃除を・・・(私、結構ずる賢いかも?)
尾根に上がると、さすがのヒル君の姿も見なくなり、大福山の頂上にある白鳥神社で、これからの皆さんの安全登山を願って皆でお参りをしました。

帰りは、平地での早歩きのトレーニングなどしながら、あっと言う間に駐車場に到着。しっかりヒルチェックを済ませて出発。アクアラインが大渋滞という事で、千葉周りで上野に到着出来ました。

参加の皆様お疲れ様でした。全員で10~20匹近くのヒルに憑かれたとは思いますが、バスの車内でヒルに食われて死んだ奴はいないという私の言葉を信じて頂いたのか、あまり大騒ぎをするお客様も無く、意外に皆さん冷静(^:^;
皆様と楽しい1日を過ごす事が出来、感謝です。

両神山

日程  2017年05月12日(金)
ルート 白井差登山口~ブナ平~両神山のピストン

約1年ぶり位に両神山に行って来ました。横浜を朝バスで出発すると幾ら平日とは言え歩き出しはかなり遅くとなってしまいます。
このルートは入山料を払い登るのですが今回も安全に登山が終るように最後の歩き出しグループの私達に地主の方が同行してくれました。この方のトークがまた名物で楽しく植物に関しても詳しく登山道自体も大変整備して頂いていて私はそう言う意味でもここの入山料は決して高くないと思います。

10:50にスタート途中の大又と呼ばれる沢の流れの近くから見る木々は今の時期は新緑が見事です。


更に1時間ほど登るとブナ平と言うランチタイムに相応しい場所で今日のお弁当を頂きました。


そこからやや急登の坂を登り切ると頂上直下の尾根に出ます。ここではご覧の様にアカヤシロを見る事が出来ます。まだ咲き始めのようなのでしばらくは楽しむ事が出来るのではないでしょうか?


そこから数分で頂上に到着。私が先に行って偵察した時には頂上には1名の登山者のみだったので一気に皆さんに登って貰ったら何と反対側から我々以上の団体が登って来てしまい。狭い頂上は満員状態に。解かっていればいつもは分散して頂上に登って貰うのですが計算違いでした。 m(_ _)m  取りあえず頂上の写真をパチリ。
下山はそれなりにかかり登山口に戻って来たのはやや遅くなってしまいました。
最近はバスのドライバーさんの拘束時間の決まりが厳しく決められた時間を超えるとバス会社の方にも迷惑を掛けてしまうので結構大変です。

参加の皆様お疲れ様でした。新緑の両神山堪能していて頂けましたでしょうか?また何処かでお会い出来たら声を掛けてくださいね

丹沢主脈

日程  2017年05月09日~10日
ルート ヤビツ峠~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~青野

5月9日(火)
今回は丹沢探検隊のメインイベントとも言える丹沢主脈にトライです。
出発時はそこそこ晴れていて、三ノ塔からは少しモヤっていましたが、富士山も見る事が出来ました。平日という事もあり、本来なら丹沢で1番の人気ルートと言える表尾根も登山者は少なめで、いつも渋滞する行者ヶ岳の鎖場も結構スムーズに通過。
それでもアップダウンの多いこのコース、段々体力が消耗されていきます。何とか塔ノ岳の尊仏山荘に、16:00少し前に全員無事に到着。本日の行動時間6時間弱。お疲れ様でした。

平日で明日の天気予報もイマイチなので、小屋は空いていて、もう1グループのツアーと私達だけです。談話室で山の話やその他諸々の雑談で盛り上がり、声の大きい私は少し注意される始末。申し訳ありません。
m(_ _)m
ここの夕食はカレーでサラダが付いていて、ソースがカレー専用ソースでした。お代わりOKです。

夕食時はまだ天気は崩れず、ご覧のように夜景も見る事が出来ました。ラッキー。

5月10日(水)
朝は、これまた小屋名物のおでん定食を食べて、いざ雨の中を出発。本日の行程は結構長く、昨日の1.5倍位あります。

昨夜皆さんに進呈したサプリは効いてくれるでしょうか?
約1:30かけて丹沢山に到着です。丹沢山のみやま山荘さんも、食事の美味しい山小屋として最近は人気があります。

丹沢山からはマメ桜などを観賞しながら

鬼ヶ岩のなんちゃって鎖場を通過後、やっと蛭ヶ岳の頂上に到着出来ました。

更に3時間掛けて、八丁坂の分岐へ。ここから青野への下山路が、またまた飽きるほど長いんですよ。
最後は舗装路の林道歩きのオマケ付きという、中々のコースでした。
二日目の行動時間は何と10時間近く。皆さん良く頑張りました。所で、サプリの効果はあったんでしょうかね(^0^)

参加の皆様本当にお疲れ様でした。私のGPSの記録だと、2日間の合計で20km歩いた事になっていました。特に2日目は13kmと、中々のロングコースでしたね。皆さんのご協力のお陰で、全員が歩き通せた事に感謝です。
このシリーズも、いよいよ後2回で西丹沢になります。結構標高差もあり、手応えのあるコースですから頑張りましょうね(^:^)

※今回も山レコに良く投稿されているお客様が、詳しい内容を書いてくださいました。こちらも是非読んでみてください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1138059.html

北アルプス 涸沢

日程  2017年05月05日~07日
ルート 上高地~徳沢~涸沢のピストン

続・雪山登り隊の最終会として涸沢に行って来ました。
このシリーズの最終会は、蝶ヶ岳か涸沢を選べるようになっています。私は昨年、蝶ヶ岳のコースを担当したので、今年は涸沢でした。
特急あずさで松本駅へ。そこから蝶ヶ岳グループと1台のバスに仲良く同乗。私達はお客様10名で、講師2名と添乗員さんの3名のスタッフ体制でお客様も安心です。

1日目は快晴で、上高地の河童橋から見る岳沢もご覧のようにバッチリです。

今日は徳沢園までの楽チンコースなので、15:00過ぎには到着。徳沢園はまさにリゾートホテル並で、夕食もご覧のようにステーキや岩魚の塩焼きなどが出て来ます。

2日目は残念ながら天気予報が当たり、雨の中の出発となりました。。このコースが意外と長い。しかも涸沢ヒュッテが見えてからが遠く、中々着きません。天候の関係でゆっくり歩いたせいもありますが、4時間30分ほどかかりやっと到着。大雨では無いのですが、ほぼ1日雨の中を歩いたため、私は靴の中まで濡れてしまいました。お客様も到着後は、色々な物を乾かすのに大忙しです。
私が楽しみにしていたテラスでのおでんセットは当然諦めましたが、悪天のおかげで良い事もあり。なんとゴールデンウイークというのに小屋は空いていて、談話室もノンビリ使えたので、セルフレスキューの講習会をして、その後は皆さんで山の話などで盛り上がりました。
写真は私が作ったおツマミです。
夜は満点の星空で明日はかなり期待出来そうです。

3日目は朝起きたら快晴で、上高地方面から日が登り、涸沢・槍方面に日が当たります。
 
朝食後は、涸沢小屋の少し上まで皆さんと散策へ。3000m級に囲まれた素晴らしい景色を堪能しました。
小屋に戻り、名残惜しいですが上高地に向かって下山。下山途中から見えた風景に、また感動です。

徳沢園に到着。ここで美味しいカレーと名物のソフトクリームを頂き、上高地に全員無事に到着出来ました。

参加の皆様お疲れ様でした。何とか涸沢からの大展望を見て頂く事が出来て、ホットしています。
このシリーズも今回で終わりですが、また違うシリーズでお会い出来る事を楽しみにしています。

苦手な岩場を克服する為の講習会

日程  2017年05年01日(月)
場所  湘南鷹取山

今回は個人ガイドで、岩場が特に苦手と言う2人のお客様に依頼されて岩場克服の特訓です。(^0^)
遠方からわざわざ来て頂くので、集合は少しゆっくりで9:30に京急田浦駅に集合。途中の急登を利用して、基本の歩行技術や体重移動の練習をしならが鷹取山に到着。ゴールデンウィークとは言え、今日は平日で人もまばらなため、しっかり練習が出来そうです。

近くの岩場でまずは登りの練習。足の重要性を理解してもらうため、手は余り使わず、足を中心とした登り方の練習です。何回かやるうちに、写真のようにしっかり足で登る事が出来るようになりました。
 
次は、2人共もっとも苦手と言っていた岩場の降りです。最初はかなり怖がっていたようですが、最後には降りでもっとも大切な身体をある程度岩から離し、自分の目で見た所に足を置くという所まで出来るようになりました。


大分上達した所で、調度ランチの時間となったので、下のあずま屋に移動。今日は私が食当です。メニューは塩ラーメンを利用したつけ麺で、つけ汁にキムチと隠し味でチョコレートを入れました。このレシピは、かなり前ですがテレビでちょい足しレシピでやっていて、これが結構美味しく、私は時々食べています。

昼食後は別の岩場に移動。ここでは、本当の山中の岩場をイメージして、少し長い距離の登下降の練習をしました。ルートファイデング(ルートを読む力)も学んでもらいたいので、私や他のお客様の登るのを見せず、自分で何処を登るかなどを考えて登る練習もしてもらいました。
まだかなりゆっくりではありますが、見ていて安定感が身に付いて来たようです。\(^:^)/

大体の講習内容が終わった所で展望台へ。遠方の黒い雲が見えてので、来るなと思ったら意外に早く突然の雷雨が・・・。少し雨宿りして下山しましたが、駅に着く頃にはすっかり雨も止みました。

お客様にはご参加いただき、有難うございました。2人という事でかなり内容の濃い講習が出来たと思っています。後は身体が忘れない内に練習して下さい。強いて言うなら、プラススピードと精神力のアップでしょうか?
御2人がいつか北アルプスの岩場を、簡単に通過出来る日を楽しみにしています。

三条の湯から雲取山

日程  2017年04月29日(土)~30日(日) 1泊2日
ルート お祭~塩水橋~三条の湯~三条のタルミ~雲取山
     ~奥多摩小屋~ブナ坂~鴨沢

東京の最高峰として有名な雲取山に行って来ました。この山の標高が2017mと、今年の西暦と同じという事で、大変に賑わっているそうです。

お祭というバス停の少し先から、後山林道に入ります。数日前のツアーでは、この後山林道が崩落して通行止めとなり、鴨沢からのピストンになってしまったそうですが、私達の時はもう改修が終わりラッキーでした。
でも結構この林道が長い長い(^:^;
距離で8~9km、時間で3時間30分ほど掛かりました。新緑の渓谷美は素晴らしいのですが、変化が乏しく飽きます。
写真は、やっと長い林道が終った終了点にあった東京都の水源のお印です。

ここから小屋まではあっという間で、30分ほどで到着。この山小屋、北アルプスにあるような豪華な山小屋ではありませんが手入が行き届いていて、素朴で良い意味で昔風で、私は大変気に入りました。
しかも山小屋なのに温泉があり、またその泉質が良く肌がツルツルになります。
夜は小屋のオーナーの方と色々な話をさせて頂き、楽しい時間を過ごしました。
写真は小屋の中にある暖炉で、身体も心も暖まります。

翌日は6:20に出発。小屋からの道は、最初は片側が切れている所もあるので注意が必要ですが、今回のお客様は怖い怖いと言いながらも普通について来ます。
雲取山の頂上には9:30に到着。頂上からは南アルプスの山々まで見る事が出来ました。今年の為に新たに作った2017年記念の道標をパチリ。

その後は気持ちの良い稜線歩きで、最初は頂上に雲が掛かっていた富士山も段々雲が取れ、顔を出していました。
写真のような気持ちの良い稜線がは何ヶ所もあり、昨日の林道歩きと違い歩くのも楽しくルンルンです。

奥多摩小屋付近で早めのランチを済ませ、下山口の鴨沢には14:30到着。なんと計画とドンピシャ(^0^)V

今回のお客様は体力も十分で、誰一人遅れる方も無く、さすが中級コースにご参加のお客様でした。
この所、単発の中級コースのお客様には何か恵まれています。\(^:^)/
また何処かのツアーでお会い出来る事を楽しみにしていますね。
参加の皆様お疲れさまでした。サプリは少しは効いたでしょうか?