谷川岳

日程  2016年08月28日
ルート 天神平~熊穴沢避難小屋~トマノ耳(天神尾根)のピストン

昨夜遅く独標から帰って来たばかりですが、今日は新幹線で行く100名山の谷川岳というツアーでした。
いくら新幹線といえ、日帰りですから、あまり時間的余裕はありません。天神平ロープウェイを降りてみたら霧雨。晴男パワーは何処に行ってしまったんだろうm(__)m
ロープウェイの係の方から、「最終時間は17:00でそれ以降は帰れなくなりますよ」と脅かされ、いざ出発です。幸い雨は雨ですが、風が弱いので助かります。
1時間弱で熊穴沢の避難小屋に到着。誰もいないので、小屋の中で行動食を食べて頂上を目指します。
途中知り合いのお客様とすれ違い、笹で滑るなどの情報も頂きました。山中で知り合いに会うのは、何かテンションが上がりますよね。
多少のアクシデントはありましたが、ほぼ予定の2時間半ほどで肩の小屋に到着。「ここまでで良い」と言うお客様を、「あと10分だから」と説得して、参加者全員20名で登頂です。(^0^)
今回の写真はこれ1枚だけでした。
記念写真を早々に撮り、肩の小屋で岩場の降り方を少し説明。その後下山を開始しましたが、岩場では谷川独特の蛇紋岩(濡れるとめちゃくちゃ滑ります)に苦戦しつつも、大きな怪我もなく何とか天神平ロープウェイ駅に到着。時間は16:35とややギリギリでした。湯テルメで身体を温め、バスで高崎に移動。新幹線に乗り、東京駅にはPM9:30位には着きました。

参加の皆様、雨の中本当にお疲れ様でした。さすが100名山を目指しているお客様が多いせいか、皆さん体力はあると感じました。技術面を磨き、100名山完登される事を心から願っています。また何処かでお会いできる事を楽しみにしていますね。

西穂高 独漂

日程 2016年08月26日(金)~27日(土)
ルート
26日 新穂高RW駅~西穂山荘
27日 西穂山荘~独標~西穂山荘~新穂高RW駅

今回はシリーズ系ではなく、単発のツアーで西穂独標に行って来ました。
金曜日の割には道路も結構渋滞して、少し遅れて新穂高ロープウェイ駅に到着。今日は西穂山荘までと近いのですが、如何せん関東からはかなり遠く、歩き出しは14:00とかなり遅めの出発となりました。
少し時間を掛けて、西穂山荘に到着。ここまでは雨にはほとんど降られませんでした。

小屋も平日の割には結構込んでいて、夜2階はかなり暑く寝苦しかったです。深夜は、かなり雨脚も強かったようです。
朝になっても雨がやむ事はなく、岩場ルートという事で一部のお客様は小屋で待機を希望。残りのお客様といざ出発です。
丸山を通過して、独標の基部の岩場に到着。ストックはしまってもらい、自分の手足を信じて三点支持で岩場を登ってもらいます。距離は短いのですが、岩が濡れているので、細心の注意が必要です。皆さん頑張って8:00に全員登頂。景色が見えないので、取りあえず道標など撮ってみました。

登ったら降りなくてはなりません。岩場の降り方の説明をして、登り以上に慎重に下山。あまり怖がるお客様もなく、丁寧にしかも順調に岩場を降りる事ができました。
その後は西穂山荘に戻り、小屋で待機されていたお客様と合流し新穂高ロープウェイ駅に到着。平湯温泉で入浴後、大混雑の中央高速で川越へ到着したのは20:00でした。

参加のお客様お疲れ様でした。晴男と言ったのに、役立たずで申し訳ありませんでしたm(__)m
でも雨の中あの岩場に行くことができたのは、きっと自信に繋がると思います。これからも色々勉強して、沢山の山に行って下さいね(^:^)

北アルプス 常念岳

今回も2回続けて行ったので、まとめて書かせて頂きます。

日程
①2016年08月09日(火)~10日(水)
②2016年08月20日(土)~21日(日)
ルート ①も②も同ルート
1日目  一の沢登山口~常念小屋
2日目  常念小屋~常念岳~常念小屋~一の沢登山口

8月09日(火)出発分

「槍ヶ岳に登り隊」というシリーズの5回目として、常念岳に行って来ました。
今日は天気が良いため暑く、汗をいっぱいかきそうです。
このコースは乗越に出るまで樹林帯のため、ほとんど景色を見る事ができません。でも半分位は沢の横を通る登山道のため、水の音で少し癒されます。
この最終水場で流れる水は、冷たく美味しかったです。

ツアーという事でやや時間をかけ、4時間50分かかって常念小屋に到着しました。
平日のため小屋もそれほど混雑していないので、少しゆったりでした。しかし19:00過ぎ位に、常念岳から下山して来た登山者で動けない人がいるというので、もう1人のYガイドさんと迎えに行く事に。幸い近かったのですぐに会え、一緒に下山。良かった良かった(^・^)

翌日は、ヘッドランプを付けて4:00に小屋を出発。段々明るくなり、槍ヶ岳を朝日が照らし出しました。

岩場が苦手なお客様もいるので、1時間40分かけて無事全員登頂です。皆さんおめでとうございます。

北アルプスの山々の大展望を堪能して、小屋に戻ってから朝食です。私は朝から運動したので、ご飯を3杯も食べてしまいました。(*_*)
朝食後に来た道を戻るのですが、下りの割には意外に時間がかかります。4時間半かかって、一の沢の登山口に無事に下山できました。
※感想は最後にまとめて書きました。

8月20日(土)出発分

前回と同じコースですが、今回は天気予報が良くありませんでした。最初は良かったのですが、途中から雨も振り出し、雨具を着たり脱いだりの繰り返しです。
小屋に着く頃にはかなりの雨で、ビショビショです。今回は週末という事で小屋は大混雑でしたが、乾燥室でストーブが焚かれていて、濡れた物は翌日にはすっかり乾いていて大変助かりました。
夕食は何回戦だったのでしょうか?最後に食べたグループは20:00過ぎだったみたいです。
気になって2:30位に空を見に行ったら、何と星空です。やった(^:^)

今回は前回よりも更に少し早く、3:45に出発。
途中、前回と同じような所で写真を撮りましたが、今回は朝日が当たる少し前です。ずいぶん感じが違うもんですね。

その後、少し高度障害が出たお客様もいましたが、全員登頂です。おめでとうございます(^O^)。
今回も小屋に戻ってから朝食ですが、今回はご飯2杯にしておきました(^:^;
写真は、下山開始の時の常念乗越しですが、ばっちり快晴です。でも、もう槍ヶ岳は雲に隠れていました。山の天気は本当に難しいです。

前回と同じくらいの時間を掛けて、無事一の沢登山口に到着できました。その後温泉で入浴、穂高駅で待ち時間があったので、添乗員さんに教えてもらったスイカジュース(500円)を飲みました。混むと時間が掛かるようですが、その価値はあるかと思います。


共通の感想

まずは両ツアーの皆さん、お疲れ様でした。そして登頂おめでとうございます。
今回のツアーで、自分の強い所や弱点もある程度は分かったのではないでしょうか?
もうあまり時間はありませんが、弱点のあるお客様はそのままにせず、克服できるように努力して見て下さい。今からでもできる事はあるはずです。頑張ってみませんか?
そうすれば、登り隊全員が槍ヶ岳の頂上に立つ事も夢ではないハズですし、私は心から皆さんの登頂を願っています。

富士山(富士山登り隊最終会)

日程  2016年8月13日~15日
ルート 富士スバルライン~富士山頂上~お鉢周り~富士スバルライン

「富士山に登り隊」の最終会として、少し日程の楽な2泊3日コースで富士山に行って来ました。
天気予報はあまり良くありませんでしたが、私も含めもう1人の講師の方も晴男という事で、何とかなるでしょう!という感じでいざ東京を出発。
スバルラインの五合目は、お盆休みとあっていつも以上の賑わいです。

1日目の行程は、7合目の鎌岩館までです。今回、登り隊の特権で、講師以外にも地元の富士山ガイドさんも付きます。このガイドさんがとても良い方で、ゆっくり歩いて頂いたので、リタイヤする人も出さずに無事鎌岩館に到着しました。
夕食は、富士山の小屋にしては珍しいエビフライです。


2日目は、5:00に小屋を出てご来光を見ましたが、ちょっとイマイチでしたね。その後頂上に向かいますが、途中、今夜の宿泊予定の太子館に不要な荷物を預ける事ができました。こちらも2泊3日コースの特権で、大分楽ができます。
約4時間半かけて最後の鳥居を通過、久須志神社に到着しました。

1時間ほどの昼食タイム後に、地元ガイドさんと相談された希望者の方のお鉢めぐりに付き添いました。
剣が峰のザレ場では少し苦労した方もいましたが、ご覧のような火口を見る事ができます。

無事お鉢めぐりを済ませ、太子館に向かいます。ただ、途中で高山病の症状が出た方もいて、また少し風や霧雨もあり、富士山の色々な顔を見る事ができました。


3日目は、昨日はイマイチだったご来光も、これぞ富士山のご来光という感じで素晴らしかったです。

ご来光を見た後も長い下山は続きます。スバルラインの五合目に到着した時は、さぞかし皆さんホットしたと思います。私もですが(^:^;

ご参加の皆様本当にお疲れ様でした。そして登頂おめでとうございます。
私の記憶では、31人という大所帯で誰一人欠ける事なく全員登頂したのは、初めてだと思います。
さすが登り隊(^:^)
帰りのバスの車中でお話ししましたが、皆さんにはまだまだノビシロがあると思います。しっかり勉強して、多くの山に行って下さい。

北アルプス 立山~剣岳 2日目~3日目

日程・ルート共に1日目に記載済

2日目(8月6日)

いよいよ今日は剣岳に登頂する日です。
岩系に不慣れな会員は少し緊張気味の中、4:00にヘッドランプを付けて出発。一服剣、前剣と順調に進みましたが、各鎖場では段々渋滞してきます。
写真は有名なカニのタテバイですが、しっかりした鎖があるのでとても安心感があります。

渋滞も含み、快晴の中8:45に全員登頂できました。

写真は撮り忘れましたが、槍をはじめ北アルプスの多くの山々が見え、最高の展望でした。
展望を楽しんだら下山ですが、これがまたまた大変な渋滞で、各所で30分待ちです。特に有名なカニのヨコバイは、40分以上待ったかもしれません。写真の登り返しの前剣は、ホールドが沢山あって何処でも登れそうです。

下山中ビール、ビールと独り言・・・。
本当は剣山荘でと思いましたが、後輩にもう少し我慢してくださいと言われ、剣沢小屋まで我慢。小屋に到着すると、「お世話になりました」とLの女性会員からビールのプレゼント。うん可愛い奴だ。(^:^)

剣沢から見た剣は、ご覧のように本当に良い山で、個人的には一番好きな山なんです。

我々よりも一足早く到着していた早月尾根隊や、少し遅れて到着した源次郎尾根隊も含めて、総勢17名が剣沢に無事揃う事ができました。
何と早月尾根隊がスイカをあげて来て、夕食の際には皆で美味しく頂きました(一番長丁場のルートなのにご苦労様です)。

3日目(8月7日)

各グループで適当に下山開始。
私達のグループは、コースタイム4時間弱の所を2時間20分で室堂に到着。後のグループを1時間以上待って、アルペンルートで扇沢に戻って来る事ができました。
ここで他のグループとは別れ温泉にて入浴後、このブログにも前に掲載済の焼肉ソウルで肉肉肉をたっぷり食べてから、渋滞の中、夕方に神奈川県に到着です。

感想

昔、剣はある程度の登山者が来る山でしたが、今は100名山の影響でしょうか、本当に若い方を含み多くの登山者が登っていました。またルートも大変整備され、登りやすい山に変身したと思います。ヘルメットを被っていいる人がとても目立ち、良い事だと思いますが、一方で恐ろしいくらい軽装の登山者もいました。剣も本当に色々な人が登る山になったという事なんでしょうね(^:^;

北アルプス 立山~剣岳 1日目

日程   2016年08月5日(金)~7日(日)
ルート 
1日目 8/5  室堂~雄山~真砂岳~剣沢
2日目 8/6  剣沢~剣岳~剣沢
3日目 8/7  剣沢~別山乗越~雷鳥沢~室堂

山岳会の夏合宿で剣に行って来ました。ちょうど9月の上旬にツアーで雄山に行くので、私達は雄山周りで剣沢に向かう事に。メンバーは稲子南壁をやった4人です。

1日目(8月5日)

高額な交通費を使って室堂に到着。ご覧のように文句の付けようもない快晴の中を出発。

途中にはヨツバシオガマ(確か)が沢山咲いていました。

ごらんのように、多くの登山者が雄山に向かって登って行きます。

学校登山でしょうか。大勢の中学生?とのすれ違いに少し時間がかかりましたが、無事雄山の頂上に到着。

貧乏人の集まりの我々は、誰一人500円の拝観料を払ってまでお参りする者はなくスルーです。(^:^;
ここからが意外にキツイ。実は剣の岩登りを諦めた関係で、ガチャ系をかなり車に置いて来たので、その替わりに各自1.5~2Lの酒を持っています。Rちゃんはパッキングのミスからビール1本が破裂。ザックに飲ませて上げた気前の良い女子でした(^:^)
途中にはイワギキョウ?も満開ですが、今夜のお宿の剣沢はまだまだ遠いです。


今年は雪渓が少なく、持ち上げたビールを冷やす場所が遠いため、私のみ皆と離れて下山中に雪渓にビールを冷やしに行きました。
コロコロ方式でガンガン冷えていきます。あまりに冷えたビールの誘惑に負け、ついプシュー。
可愛い後輩のために残りの冷えたビールの袋に雪を入れ、飲みかけのビールとで両手が一杯。約15分がとても遠かったです。(^:^;
着いてみれば、すでに直接剣沢に来たメンバーがもう完全に出来上がっていてウルサイ、ウルサイ。我々も加わり、そのまま大宴会に突入です。
※続きは2日目へ

八ケ岳 稲子南壁アルパインクライミング

日程  2016年08月4日(木)
ルート 稲子湯~しらびそ小屋~稲子南壁基部~稲子南壁終了点

本来は剣岳の八つ峰に岩登りに行く予定が、雪渓の状態が悪く、警備隊に確認した所、自粛して欲しいとの事。そのためロス時間の少ないこの壁に行く事になりました。5日からは会の夏合宿なので、どうせ剣には行かなくてはいけないんです。  (^0^)

参加者は4名。稲子湯の登山者用駐車場に車を置き、いざ出発。先頭のS君が飛ばす飛ばす。あっという間にしらびそ小屋に到着。相変わらず雰囲気の良い小屋ですが、みくりが池の水が非常に少なくてちょっとびっくり。

その後、中山峠に向かう登山道を1時間ほど登り、登山道から離れて右にトラバース。一部不明瞭な所もありましたが、意外に踏み跡もあり、無事取り付きに到着。
2パーティーに分かれてトハン。開始写真は先行するS君。

続いて私がトップでトハン開始。つるべで順調にロープを伸ばして行きます。核心部は3p目で、クラックとチムニーの選択ができます。ややクラックのほうが難易度は高いのですが、チムニーは浮き石があり、どっちもどっちかも?
最終ピッチでセコンドを迎え、トハン終了です。

ピッチの切り方にもよりますが、比較的易しい(3級~4級位か?)4~5Pのマルチクライミングが楽しめ、頂上ではコマクサの群生まで見れて、中々良いルートでした。

※おまけ
この写真何に見えますか?食べて見る勇気はありませんでしたが、もしも想像したキノコだったら勿体ない事したかな(^:^;