アイゼンの雪だんご対策



気温の高い雪山で苦労する1つにアイゼンに雪ががっちり付いて(ハマって)しまい結構苦労した経験は誰でも有るかと思います。 アイゼンが重たくなるだけではなく高下駄状態になるとツアッケ(ツメの事)が効かなくなり危険でも有ります。歩きながらピッケルのスピッツェ(石突の事)で雪を落とすコンコンと言うのも中々風流なんですが・・・

今は雪が付き難いスノープレートを某メーカーから出ていますが今度買う時には考慮しよとは思いますが今持っているアイゼンでも有る程度は改善できないかなとテストして見る事にいました。

雪だんご状態とはこんな感じです。

こんな風になる原因の1つはスノープレートの傷が考えられます。アイゼンを履いて雪の無い岩の上を歩けばどうしても傷が付きその傷で雪が付いて取れ難くなってしまう訳です。
自分のアイゼンのスノープレートを撮って見ましたらこんな風でした。
写真では分かり難いかも知れませんが結構な傷が(^o^;
そこで今回用意したのはペーパーヤスリ(目の粗いのと細かいのと2種類)とシリコンスプレーです。

本来はアイゼンからプレートを外してやるべきだとは思いますが面倒だし、効果も何処まで有るのか分からないので今回はヅルしました。
手順
①大きい傷をカッターで削り出来るだけ凹凸が無いようにします。(出来る範囲😅)
②最初は粗目の紙やすりで全面を研磨。
③次は細目の紙やすりで更に丁寧に研磨。
※出来上がりはこんな感じです。但しプレートに恐らく何か塗って有る様な気がしますがそこも一緒に削ってしまった事になるのでどうなる事かな?
④最後にシリコンを散布するんですが本当は雪国などのホームセンターに有る雪下ろしのスコップに吹くと湿った雪でもつきにくいシリコンが有るそうですが残念ながら関東では販売していないようなので離型剤として売られているシリコンを今回は代用しました。
いわゆる油成分の入っていない使用の方が良い様な気がします。
写真では分かりの難いと思いますが見た目はまあまあかな😉
注意点
①これはあくまでも私が個人的にテストの為にやって見たので効果が有るかはまだ分かりません。連休に尾瀬の至仏山に行くのでそこで実地テストをしたいと思っています。成果は後日報告しますね(^0^)
②シリコンを散布する時は必ず屋外でする事。換気の問題は勿論ですが廊下やフローリングが異常に滑りやすくなり非常に危険。私家族に怒られました。(^:^;
上手く行くといいな~。まあケチらず新しいアイゼンを買ったら言うご意見が合っているような気がしますが・・・