ココヘリと大混雑の高尾山

日程  2019年11月21日(水)
ルート 小仏バス停~景信山~高尾山~高尾山口

私がお世話になっている旅行会社とココヘリ(遭難時に登山届と発信機を付けている事で現在地を特定してくれるサービスをやっている会社)とのコラボでどうやって捜索するかの実践をすると言う説明講習会のツアーに行って来ました。

JR高尾駅に8:00に集合。今日は平日のはずですがバスは超満員で朝の通勤ラッシュみたいです。約20~30分やっと小仏バス停に到着。
ここで全員のお客様に発信機を付けて貰い更に2人に1個受信機能付きのココヘリを渡しました。写真の左側が発信機右側が受信機能付き発信機です。
 



こちらの受信機能付きのココヘリは本来捜索者やガイドが使用する物ですが今回は自分達がどのように探して貰えるのかを体験してしてもらう為に特別に使って貰いました。
バス停から舗装路をしばらく行き景信山への登山道を登り頂上へ。季節はまさに紅葉真っ盛りと言ったところです。

景信山から小仏峠に下りましたが峠からバス停に直接行く登山道は写真の様に現在は通行止めなので行かれる方はご注意を(^:^)

城山までの途中ではスタッフがココヘリの発信機を付けて模擬遭難をして貰い行方不明 にそれを受信機を持ったお客様が発見すると言うデモンストレーションをやって貰いましたが方向や距離が出るので少し慣れると皆さん発見出来、楽しみながらも自分達も探して貰いる事が実感出来たようです。

城山で昼食後ココヘリが見つけて貰えるまでどうやって安全を確保したら良いかと言う事で私が色々なビバーク技術を皆さんと一緒にお勉強です。
写真は1人用のツエルトの使用方法やツエルトとストックを利用して簡易テントの立て方、それ以外にもレスキューシートやエマージェンシートの使い方、ビバークの色々な方法などなど、お客様にも実践して貰いましたがお客様が大変熱心だったのでつい私も熱が入りかなりの時間オーバーに(^:^;



それからは大混雑の高尾山を通過、頂上は人人人。凄い人混みでおまけに道標での写真待ちの行列が20人~30人位いたでしょうか?ケーブルカーもリフトもいつになったら乗れるのだろうと思えるほどの行列。私達は1号路でやっと高尾山口に16:40に到着。

今回ご参加頂いたお客様はココヘリに興味が有るくらいですので遭難対策に関しても勉強する気が強くスタッフ一同遣り甲斐が有りました。
ココヘリは何かあった時にヘリコプターで捜索に来てくれるとは確かですが(救助は救助隊の仕事なので場所の特定を救助隊に連絡する事が業務です。)その為には登山届が絶対に必要また今回やったようなビバーク技術を習得する事も大切です。勿論電源の入れ忘れにも注意。
山の事故は起こさない事が1番です。でももしもの時にに役に立つのが登山届やココヘリ・ビバーク技術と言えるかもしれません。

ココヘリに付いては検索すれば幾らでも出てきますので興味の方は調べて見て下さい。