① 2016年7月12日(火)~13日(水)
② 2016年7月16日(土)~17日(日)
ルート
1日目 美濃戸口~美濃戸~(北沢ルート)赤岳鉱泉
2日目 赤岳鉱泉~行者小屋(文三郎尾根)~赤岳~
(地蔵尾根)行者小屋 ~赤岳鉱泉~美濃戸~美濃戸口
今回は2回とも同じルートなので、まとめて書きます。
①-12日分
このシリーズは、「槍ヶ岳に登り隊」というシリーズの4回目で、目的は掛け替えの実践と体力トレーニングです。アプローチが電車なので、私は八王子から乗車して皆さんと合流。今回は講師2名体制で、メイン講師がもう25年以上お付き合いさせて頂いている大先輩のO先生なので、少し気は楽です。美濃戸口から歩き出しますが、この時期はアブが多く、虫除けをしてから出発、何箇所かショートカットをして、3時間半かけて赤岳鉱泉に到着しました。
鉱泉少し手前からは、大同心が良く見えます。
この小屋は、山雑誌に載っているぐらい人気のある山小屋で、人気の理由の1つが写真の夕飯です。今日はなんとステーキーでした。(^o^)
その上、なんとお風呂まであります。この日は平日で天気もイマイチなので、小屋は空いていて、とても快適に過ごせました。
①-13日分
朝6:00に歩き出し、行者小屋経由で順調に文三郎尾根を登って行きます。頂上直下で簡易ハーネスを装着、カラビナの架け替えの実践をして、赤岳の頂上に着きました。しかし残念ながらご覧のようにガスの中で、何にも見る事ができません。
その後は、鉄の階段の多い地蔵尾根を下山。私は、少し調子の良くないお客様と2人で先に行かせてもらいましたが、 このお客様が凄い。年齢は私より一回り以上上で、大病もされたそうですが、それでもまた山を始めて槍ヶ岳を目指されています。きっと登頂できると私は信じています。
雨の中、全員で赤岳鉱泉に到着。とても美味しいカレーをいただき、それをエネルギーにもう一頑張りして、美濃戸口に到着できました。
皆さん、お疲れ様でした。
2日目のせっかくのピークからは何も見えませんでしたが、このような天候の時にも頂上を踏めたということに自信を持ってください。
きっと皆さんなら、今回同様に槍ヶ岳の頂上にも立てると思います。
②-16日分
前回に続き、同じコースで赤岳の頂上を目指します。今回も講師2名で、メインの講師はY先生。谷川岳などの岩の初登記録を持つ大先輩です。怒られなうようにしよ~と(^:^;赤岳鉱泉には、前回とほぼ同じ3時間半で到着。但し今回は3連休とあって、写真では少しわかりにくいですが、テント場も大変賑わっています。
小屋は当然ほぼ満室状態で、布団が引けそうな所はすべて布団が敷いてありました。それでも1人1枚の布団は確保されていて、ありがたかったです。
今回の夕食はビーフシチュー。こちらも大変美味しく、デザートにスイカまで付いていました。
夜は人が多いせいでしょうか?かなり暑く、寝苦しかったです。
②-17日
今回は連休で、すれ違いが多いことを想定して、3時起床4:30に出発しました。当初は順調でしたが、ツアーなのでどうしても道を譲ることが多く、時間がかかってしまいます。
特に鎖場では数人登ってもらい、今度は上からの登山者の方に降りてもらうなど、交通整理が大変でした。
それでも早く出発したので、頂上には前回より1時間早く到着できました。頂上からの視界は、前回同様に何も見る事ができませんが、代わりに展望荘の近くにはコマクサがいっぱい咲いていました。
花には興味がありませんが、あれほど沢山あるのは最近知り、ちょっとびっくりです。(@_@)
地蔵尾根は下からたくさんの登山者が来て、登り以上にすれ違いに苦労しました。考えてみれば3連休なので明日も休み、頂上付近の小屋に泊まり、明日の眺望が目的だったんだと思います。
早出した時間の貯金も使い果たして、やっとの事で赤岳鉱泉に到着。
昼食は同じカレーです。ここのカレーは少し昔風で、ジャガイモ・肉がゴロゴロあって私は大好きです。大盛りにしてもらい、大変満足でした。
すっかり終わった気はしますが、バスの待つ美濃戸口までは後3時間歩きます。
でも歩き出す頃には雨もやみ、途中の美濃戸山荘で食べたよく冷えたトマトで元気を取り戻し、美濃戸口に到着。
ご参加の皆様本当にお疲れ様でした。
今回は早出したので、休憩時間も含みますが11時間の行動時間でした。皆さん良く頑張りました。(^:^)
※共通して言える事は、まず体力的には問題ないと思います。しかしまだ少し時間があるので、自分に弱点があるようならしっかり克服しておきましょう。(架け替え・岩場の下りなどなど)
次回の常念岳でお会いできる事を楽しみにしています。